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2013年9月

2013年9月29日 (日)

夜明け前、ベートーヴェン「交響曲第6番・田園」を聴く

夜明け前のひと時、聴くに相応しい曲。ベートーヴェンの交響曲第6番・田園。

第1楽章・「田舎に到着した時の愉快な感情の目覚め」が静かに始まる。
Index 展開部では徹底的に第1主題動機を扱う。 変ロ長調からニ長調、ト長調へと転調しつつ、主題の動機を36回繰り返す。一段落すると、今度はト長調からホ長調イ長調へと転調しつつ同様な反復となる。 再現部では第2ヴァイオリンとヴィオラによって第1主題が示される。4小節目の半終止の代わりに第5小節から第1ヴァイオリンの軽快な句が現れる が、これは第5番の第1楽章再現部でのオーボエの叙唱句と同様の筆法である。第2主題では型どおりにヘ長調をとる。コーダでは展開部と同じように始まる が、すぐに転調して木管と弦のかけあいから弦のみとなり、クラリネットとファゴットの重奏、ヴァイオリン、フルートと続いて全合奏で終わる(Wiki)とある。

数多の指揮者の中で今朝選んだのは、1958年録音のアンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィル史上初のベートーヴェン・交響曲全集からである。

第1楽章冒頭から、まさに主題の通りの展開である。
ベルリン・フィルにとって、フランス人系ベルギー人のクリュイタンスが初のベートーヴェン交響曲全集指揮というのも面白いが、仕上がりの見事さには驚きを感じてしまう。フルトヴェングラーでもカラヤンでもなかったと言うことも。

良い演奏は、安心して聴き流せるということなのではないか。部屋の空気と同化したような。演奏が安定してるから、次に来るものへの安心感とか、裏切らない期待とか。

ベーム版も好いが、今朝の気分はクリュイタンシズム?である。

2013年9月23日 (月)

ドラマ「半澤直樹」で観せた中野渡頭取は。。。

昨夜の最終回で中野渡頭取が下した辞令の奥底に、清濁併せ呑む日本古来の人心掌握の術を見た。
辞令を受けに、頭取室にやって来た大和田の表情は、以外にもさっぱりとしたものであった。
長い間取り付いていた物の怪が落ちた顔、とでも言おうか。
彼曰く「懲戒解雇も免れない」背信行為を行なったにもかかわらず、言い渡された辞令は「取締役への降格」人事であった。
その人事に最も驚いたのは当の大和田本人である。
降格人事の発令イコール中野渡頭取が大和田の肝を鷲掴みにした瞬間であろう。

頭取の人心掌握の矛先は、主人公・半澤へと向けられる。
2階級特進もあり得る働きをなした彼に言い渡された子会社への「出向」辞令。期待と裏腹な辞令に驚きが広がる表情。

今回の二人に共通するものは「驚き」であった。
見方によっては「喧嘩両成敗」である。自らの手を汚す事無く、或る意味、漁夫の利を得たのが頭取か。まさに本物の極悪は頭取だったりして。一枚も二枚も上手の役者が目の前に居たのだ。
銀行に限らず他の企業・組織にも有り得るような出来事ではないか。
この続編は池井戸氏の著書「ロスジェネの逆襲」への続く。
61gccffheul_aa300_ 当方電子版で読了済だが、ドラマ最終回を経て再読しようかと思う。

2013年9月22日 (日)

TVドラマ「半澤直樹」、最終回の夜

記録的視聴率を叩きだしたTVドラマ「半澤直樹」も、今夜が最終回である。
お昼には2時間半の「半澤直樹」ダイジェスト版をも放送し、最終回への視聴を煽る。現代の企業と組織を背景に、虚実織り交ぜながらも、毎回見せ場を作る。
Index0
このドラマを見ていて、「あ、これは歌舞伎の現代版だ」と感じさせる。半澤直樹役の堺雅人、下から睨みつける怨念に満ちた目に、歌舞伎の「向こうを張る」目線と同類のものを、大和田常務役の香川照之や中野渡頭取役の北大路欣也等の「目に物」を言わせる芝居は全て、歌舞伎役者の演じ方ではないか。
時代劇にある勧善懲悪を、現代劇に取り入れた今回の作品。見ていて最後にスカッとさせるところなぞ、まさに時代劇そのものである。
日本人の奥底に横たわる感情、悪を制す正義。場合によっては悪よりも毒のある正義。解消されない日常のストレスを、このドラマに払拭させる役割を、視聴者の多くは求めてはいないか。その集積が瞬間視聴率40%超えを記録したのではないだろうか。最終回の今夜、如何程の視聴率を記録するであろう、それもまた楽しみである。

写真ブログ「福岡タワーとの対話」(http://blog.goo.ne.jp/chimao_fuku)も見てねー!

2013年9月21日 (土)

鬼平と中秋の名月

過日の9月18日は「中秋の名月」、3年連続で満月の中秋となった。
退社時、博多駅に向かう途中の橋(御笠川)の上で振り返ると、まさに天空へ昇らんとする月を捉えた。
Img_0610 左に勤務先のビル、まるで不夜城の観である(事実、夜遅くまで皆、働いている。体壊さないでねー)。
川面に揺らめくビルの照明、彼方に満月。iPhone4S手持ち撮影だが、ブレなくて良かった。

さて、鬼平犯科帳である。
遂に最終巻(24巻)読了である。
Img_0612
5月28日に第1巻ダウンロード後、ハイペースで全24巻読了、結構なペースである。従来のような(紙の書籍)読書ではあり得ないペースは、専用リーダーを利用した電子書籍に依ることが大きいのではないか。ベッドサイドの照明は不要、文字サイズも行間も変えられるツールの便利さ。これが全てではないのか。

鬼平犯科帳最終はいきなりやって来た。まさに、いきなりって感じ。

その最終巻・最終ページがこれだ。これで幕引きである。鬼平がどうなるこうなるも無く、登場人物の去就も定かでなく、まさに、いきなり終わった。

Img_0614 最終巻まで読み進んだ読者ならば、多かれ少なかれ同様の印象をお持ちではないだろうか。

このような終わり方ののちに、ゴーストライターに続編を、という声が上がったらしい。しかし、諸般の事情でそれは為されなかった。或る意味、正解だろう。ここまで読み進んだ読者にとって、池波正太郎の筆に依らない「鬼平」は鬼平に非ずだから。後は読者の想像に任せることが正解ではないか。当方はそう思う。

いずれにしろ、鬼平読了である。電子書籍ユーザーとしてこの長編物は低コストで、便利さを享受できたことが嬉しい。今後更に諸書物の電子化が進むことを期待したい。特に「山本一力」モノ、もっと電子化してほしい!安くね!

写真ブログ「福岡タワーとの対話」(http://blog.goo.ne.jp/chimao_fuku)も見てねー!

2013年9月17日 (火)

Kindle Paperwhiteのユーザー・レビューIV

ユーザー・レビューという程のものでもない。
6月以来、読み進んでいる「鬼平」が、残り一巻をもって佳境に入るわけだが、この数カ月の時間でよくぞ、ここまで読み進んだものだと我ながら感じ入っているわけだ。
Img_0605c Kindle Paperwhiteの導入とその効果は、言うを待たない。わずか3ヶ月間で二十二巻を読み進んだことがその証左と言えまいか。
ぐうたらを自他共に形成するchimaoであるが、この短期間にこれだけの分量(というか画像量?)を熟すかといえば、老眼予備軍のchimaoにとってそれは「ないでしょ!」的示唆に富む指摘である。
ま、いずれにしても「鬼平」である。残る二十四巻をもって(著者・池波正太郎氏の死去により)未完で幕を閉じるわけだが。
chimaoがこれほど《時代劇小説》にのめり込むキッカケとなったのは、山本一力著「蒼龍」である。
著者・オール読物新人賞受賞作品である。この作品に出会ったのは、かれこれ十年以上も前のことである。それ以来、《時代劇小説》というジャンルに拘りを持つこと無く、お付き合いさせていただいている。

この傾向は、今しばらく変わり様がないような気がする。変わる理由が見つからない。それほど、時代劇小説というジャンルが今のchimaoに違和感が無いということなのか。恐らく、そうなのだろう。

平和な一日の終りだ。

2013年9月13日 (金)

山廃仕込純米酒「天狗の舞」

石川県白山市在・株式会社車多酒造製「純米酒 天狗の舞」を嗜む。
文政六年創業、と金文字でラベルにある車多酒造。
Dsc00916c ぐい呑?が有田・陶器のため透過光は期待できない。そこでこれ、
Dsc00922c なんと、琥珀色!これが(山廃仕込の)特長か。
口当たりさっぱり、しかもノド越しドスン!結構来ますね。
辛口なんだろうが、菊水ほどのキレはなくストレートにさっぱり、みたいな感じか。
あの、アテは無敵の「かつを酒盗」でいただく。感想・・・うーむ。これもありか?

2013年9月11日 (水)

尼損への逆襲

なんや、やっと慣れたとこやないかいっ! Kindle Paperwhite新製品出すちゅうて、なんじゃー!!!
しかも価格上げてkindle本購入券約2000円じゃとーっ!!プンスカプンスカ。
結局差し引き現行製品同価格になるちゅう仕掛けやね。。。じゃあ今持ってるKindle PW、どうするの? せめて優待下取りくらいせーよ!尼損!!
なんか、☓☓チャンネルっぽくなりましたね。。。お願いだから尼損さん、なんか策打ってよーっ!

2013年9月 9日 (月)

寒仕込辛口「梅の舞」

新潟の酒である。
Dsc00904 新潟県小千谷市・高の井酒造株式会社謹製、寒仕込辛口「梅の舞」。ラベルに(登録店限定之酒)とある。製造年月・2013 07、と印刷。出来たてじゃん!
メーカーHPに「低温発酵により雑味を抑え、すっきりとしたキレと確かな味わいを実現!アルコール分14度のすっきり感と飲み飽きしないこの酒質は晩酌に最適です。また、冷からお燗まで幅広く適しており、どんな料理にも合う味わい」とある。今日は当然、キンキンの冷酒。アテは無敵の「かつを酒盗」。。。ここしばらくは、このアテに合う・合わないが当方の基準になりつつある。
これが所謂、chimao_fukuの《de facto standard》だ!
クセのないスッキリ感、ノド越しの清涼感は魅力だ。辛口の菊水にある(ガツン)系は無し。
新潟は旨い酒を作る処、という印象が深まる。結構早く飲んでしまいそう。

2013年9月 6日 (金)

純米酒「高清水」

降りた地下鉄駅構内の酒屋で、純米酒とやらを購入、720mL900円。
Dsc00892 秋田県秋田市「秋田酒類製造株式会社」製でラベルに(製造年月?)13.6とある。甘辛の目安では中口、スッキリとしたのどごしでスコスコと入る感じ。このスコスコ感が純米酒の特性なのか。

企業HPに相性の良い料理として「燗は鍋料理に、冷やは酸味のある漬物や和え物などの料理。〈きりたんぽ鍋、カキ土手鍋、ぬか漬け、野沢菜漬け、など」との記載。さっぱりした口当たりなので酸味の効いたアテがいいのかも、特に冷酒で嗜むには。

ちなみに「かつを 酒盗」で飲んでみたが、酒の軽さが酒盗に押し負けた印象。辛口の菊水に替えてみると、酒盗とほどよいバランスを保った感じだ。

酒と料理のバランスは組み合わせ次第でその印象が全く変わる。それほど料理の持つ存在感は強いのだろう。

次は何にしようかな?

2013年9月 3日 (火)

酒のアテ「かつを酒盗」good job!!

昨日の日本酒を美味しく嗜むために、会社帰りに博多駅食料品売場に立ち寄り、買い求めた二品。
「おさしみ いかの塩辛」と「かつを 酒盗」。
Dsc00866 いかの塩辛はNGだったが、酒盗がGoo jobである。
ラベルにあるフレーズ(和製アンチョビ)はナイスだ。神奈川県小田原市「株式会社しいの食品」製で、創業明治27年だから120年の老舗と言えよう。「酒盗といえばしいの」というらしいが、なかなかの自信である。見た目小瓶の容器に、蓋スレスレまでぎっしりと詰まっていた。
小瓶から出すと箸の先に糸を引きそうなほど、ややマッタリとした粘り気を感じる。これがいわゆる「原料である魚ホルモン(カツオ・マグロの胃や腸)に元々含まれる酵素により、長期間に及ぶ塩蔵熟成で魚ホルモンそのものを自然発酵」させ、出来上がった「うま味物質」とメーカーのHPにある。
キリリと冷えきった辛口の日本酒に、まー良く合う合う。商品タイトルの通り「酒がどんどん進む。酒を盗みたいほど箸が進む」とは、上手いネーミング。しばらくクセになりそう。。。

2013年9月 2日 (月)

菊水の辛口

初めてではないだろうか、日本酒買って帰宅するのって。
何故だか幾日前から、無性に日本酒が飲みたかった。吟醸か純米ってやつを。
降りた地下鉄の駅構内にある酒屋(っていうよりリカーショップ?、しかも定価売り!)、冷蔵ショーケースを覗き、しばし迷う。

純米か吟醸か。。。
逡巡の結果、手にしたのがこれだ。

Dsc00859_2
「菊水の辛口」新潟県・菊水酒造、2013.05.28製。メーカーHPには「さんまの塩焼きのように塩辛味の強い肴や、天ぷらのように油を使った料理とよく合います。」とある。ナルホド、そうでしょう!

コメントに有るようなアテは、今夜ありません。

アテ無しでグラス二杯ほど嗜む。HPのコメントに「おっしゃるとおりでございますっ」って感じ、今だに余韻が残ります。

これ、良いかも。。。

やられたら倍返し!「半澤直樹三部作」読了す

やられたら倍返し、十倍返し。。。もはやトレンドになりつつある。「クソ上司め、覚えていやがれ!」
痛快現代版時代劇だ。勧善懲悪、平成の鬼平犯科帳か?
異例の視聴率を更新するドラマの原作をこの週末、一気読みした。
「オレたちバブル入行組」
Index「オレたち花のバブル組」
Index0そして、未ドラマ化の
「ロスジェネの逆襲」
Index1 すべて、Kindle版。
ドラマ放送済の「オレたちバブル入行組」、現在放送中の「オレたち花のバブル組」。そしてドラマ化してほしい「ロスジェネの逆襲」。放送を楽しみにされる方も多いことから、アラスジについてのコメントは控えよう。久々に一気読みしてしまうほど、ハイテンポで進んで行く。この作家の作品は今回が初めてだが、元銀行員という作者、ストーリー展開のキモをよく押さえている。原作とドラマでは微妙に違う場面もあるが、原作を基にしてドラマ用に脚色するのでそれも嫌味にならない程度であれば、いいかな。本筋を外していないし、むしろ盛り上げる効果が高い。それが狙いなのだろうが。
この本はおすすめである。愛用のKindle paperwhiteに入っているのでいつでも読み返せるし。便利な世の中です。

2013年9月 1日 (日)

還暦そして、定年

先日、還暦のお祝いにと、元上司ご夫妻からお祝いの品を頂いた。
有田焼のコーヒーカップと、対のぐい呑である。
窯元は私好みの「深川製磁」。
Dsc00830
俯瞰で見るとこうなる。
Dsc00832 有田焼特有の淡青に白である。肌理(きめ)細かいクリーミーな肌が、出来の深みを誘発する。模様が気品を押し上げる。
更にもう一点、ぐい呑。
Dsc00839 群青と柿赤の干支がデザインされた対である。この作品も私好みの嬉しい品であった。ご夫妻に感謝。

昨8月30日、職場の上司・同僚達が私の定年を祝って、一席を設けてくれた。ありがたいことである。席上、頂いたお祝いの品が「万年筆」であった。

Dsc00851 箱を開けた時、私は子供のように喜んだ。まさに欲しかった一品、直球ドストライクだった。彼らの慧眼には素直に敬意を評したい。重ね重ね深謝、合掌。

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