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2013年7月24日 (水)

クラシックのライブ演奏を考察する

シャルル・ミュンシュ。
ベルリオーズの「幻想交響曲」はかなり有名だ。
その「幻想交響曲」を、シャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団の演奏で、スタジオ録音盤と1967年パリ・ライブ盤の2枚を聴き比べた。
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スタジオ録音盤でも超名演と謳われた組み合わせ、これをライブで聴かせてくれた。
鳥肌モノである。
これを聴きながら私は、あのライブ盤を想い出していた。
カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団の演奏「ベートーヴェン・交響曲第4番」のライブ盤。
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第4楽章を演奏しきったあと一瞬の静寂、それから俄に沸き起こる拍手、ブラボーの雄叫び、そしてスタンディング・オヴェーション。数分間に及ぶオヴェーションは私が嘗て経験したことのないほどの衝撃です。「1982年5月3日、カルロス・クライバーとバイエルン国立管弦楽団は“カール・ベーム追悼”と銘打ったマチネー・コンサートをミュンヘンの国立劇場でおこない、ベートーヴェンの交響曲第4番と第7番を演奏して大成功を収め」ており、「私にとって、レコーディングにOKを出すことは常にある種の恐怖を伴うことでした。しかし、バイエルン国立管弦楽団との今度の演奏は、大いなる喜びを持って私がレコーディングを承認することを可能にしてくれました。
 我々は、耳に訴えるこの“スナップ・ショット”に対し、いかなる化粧も施したくありませんし、どんな小さな修正も加えたくなかったのです。実際、どのような批判に対しても、私たちは反論する根拠を持っています。
 生命力を耳から感じ取ることができる人達にとって、これほど心をこめて、自信を持って、また精霊に導かれるかのように楽しげに演奏を聴かせてくれるオーケストラは、バイエルン国立管弦楽団を置いてほかにないとすら断言できます。本当にありがとう!」と、クライバー自身に言わせしめるほどの内容だったのだ。

本来アーティストは、ライブでの出来にエネルギーを割くものだと私は考える。緊張感、熱気、後戻りができない、先へ進むしかない、多少の演奏ミスなど些細、等々。恐らく、スタジオではあり得ない異様とも表現すべき世界が展開するのではないか。そうとしか思えないライブ盤、これからもこのような手応えある演奏に出会いたいものである。

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