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2013年3月20日 (水)

ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」聴き比べ。ロストロポーヴィチ、デュ・プレ、ヨーヨーマ。

ドボルザーク「チェロ協奏曲」。1895年6月、ドボルザーク54歳の作品である。

Index2 ロストロポーヴィチのチェロ、カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で1968年9月、ロストロポーヴィチ31歳、カラヤン60歳の録音である。
Index0 ヨーヨーマのチェロ、ロリン・マゼール指揮ベルリン・フィルの演奏で1986年1月〜2月ヨーヨーマ30歳、マゼール55歳の録音である。
Celibidache_du_pre ジャクリーヌ・デュ・プレのチェロ、セルジュ・チェリビダッケ指揮スウェーデン放送交響楽団の演奏で1967年デュ・プレ22歳、チェリビダッケ55歳のライブ演奏である。42歳で夭折(多発性硬化症)したデュ・プレ。21歳でダニエル・バレンボイムと結婚した翌年の録音である。(※ちなみにデュ・プレの愛用した1713年製ストラディバリウス“ダヴィドフ”は彼女の死後ヨーヨーマに貸与され、主にバロック音楽の演奏に使用されている)(Wiki)

デュ・プレ22歳の若さで、この堂々とした演奏に舌を巻く。やはり天才だったのだろうが、42歳での死は余りにも早すぎたと惜しまれる。

3枚の作品の中で最年少のデュ・プレであるが、決して勢いに任せた演奏ではなく情感の表現に優れ、他の作品も更に聴きたくなる。デュ・プレの伴奏に徹し抑揚を押さえながらも、随所で光るチェリビダッケの指揮も見逃せない名演である。

剛の印象、ロストロポーヴィチ。それに対して従の印象、ヨーヨーマか。カラヤン、マゼールの両指揮者によるベルリン・フィルの演奏も興味深いが、“両雄並び立たず”の印象をどうも拭えず、演奏会場に指揮者と奏者二つの巨峰が聳え立ち、その谷間にこだまするオーケストラと不協和音化しているのではないか。優れた演奏だが、聴き疲れしてしまうのが残念である。

ということで独断であるが、ドヴォルザークのチェロ協奏曲、デュ・プレ&チェリビダッケ盤に◎、としたい。

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