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2011年5月19日 (木)

背振とその周辺VII(日本の風景)

日一日と稲も成長し、この位置からは田にはった水も見えなくなった。青い空に浮かぶ雲、新緑を過ぎいよいよ勢いを増す陽が稲の成長を更に促す。
美しい日本の風景と言える。
風景写真を趣味とするに被写体は様々であろうが、安らぐ心持ちの中で三脚を立てるのは、やはり自然が織りなす景色に出逢ったときだ。目に優しく肌心地よい、そんな空気に包まれた時、最も自然体の自分を感じる。
今年前半、自然の脅威と真正面から向き合うこととなった。文明の便利さを追求したことは決して間違ってはいなかった。だが、置き忘れ捨て去ったものが余りにも多かったことも事実ではないか。
長い歴史の中で、多くの日本人は身の丈に合う生活を営むことで、自然との共存を忘れること無く、むしろ感謝してきたはずだ。共存することに長けていたと言っても過言ではあるまい。逆に言えば他に選択肢が無かったとも言えよう。しかし、だからと言って不便を感じていたのか? 否、そうではあるまい。工夫と知恵を惜しまなかっただけではないか。その結果として、共存できていたのではないか。
力あるものは力を、知恵あるものは知恵を、どちらでもなければ協力を惜しまず前を向いて歩こうではないか。後ろを向いても何も変わらないし、変えるには前に進むしかないのだから。日本人は強く逞しいのだ。

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