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2010年12月28日 (火)

山本一力を読む

あとは「ほかげ橋夕景」のみ、他は全部読破した。11月上旬、市民図書館に予約したが未だ来ず。著者の作品には江戸の市井を庶民の目線が語る切り口がある。
読みながら常に聴こえるのが何故か、アルビノーニのアダージョ。それがずっと通奏低音の響きで彼方で鳴る、耳鳴りのように。指揮はH.V.カラヤン、そしてベルリン・フィル。
かつて、NHKドラマ「あうん」のタイトルバックで使われていたこの曲。岸本加世子演じる女子学生、銀行員の父に杉浦直樹。
著者の持つ目線は池波正太郎の持つ鋭利な日本刀のような鋭さではなく、ゆらゆらとかげろう立つ夏の小路をむこうから「きんぎょーぇ、ぎんぎょ」と聴こえてくるようなゆるやかさだ。
苦労人と称される著者、懸賞応募で活路を見出す主人公を描いた「蒼竜」に書き手の原点を見る。

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